なかまづくり

リレイションがなかまづくりにおいて大切にしている考え方の一つ目は「選択理論心理学」です。
選択理論は、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士によって提唱された、すべての行動は自らの選択であると考える心理学です。自らの行動を選択できるのは自分だけなので、相手の行動を直接変えることはできません。したがって、問題が発生した時には「怒る」「罰する」といった外部からの刺激によって相手をコントロールするのではなく、相手を受け入れ交渉することで解決します。
その結果、良好な人間関係を築くことができるという考え方です。

選択理論によれば、私たちは生まれながらに5つの基本的欲求を持っているそうです。人によってその強弱と満たし方は異なり、同じ人であっても個人が持つ能力や与えられた環境、ライフステージの変化などによってその欲求のバランスは変わっていくことがあります。
人はそれぞれ欲求の強さが違い、それを満たすために行動していること。そして、他者の欲求は変えることができないということです。そう考えると、他者との様々な違いを認めることができるのではないでしょうか。

リレイションの仲間づくりは、選択理論の考え方を参考に、

これら3つの要素全てに該当する人たちに、リレイションの考え方や行動を知っていただき、共感いただき、共に活動していただき、仲間になっていただけるようにスタッフ一同、日々学びと挑戦を繰り返しています。
リレイションは、その人の過去ではなく現在に焦点を合わせて、より良い行動の選択を支援し合う仲間づくりを目指しています。

次にリレイションのなかまづくりにおいて大切にしている考え方は「他者志向型ギバー」 です。

「GIVE：与える」とは無料で何かをあげたり無償で働いたりすることではありません。
GIVEの本質は「相手の期待を超えること」だと考えています。
受け取る以上に与えていることの基準は、相手の期待を超えているかどうかです。これはお金や時間だけの問題ではありません。お金よりもむしろ「相手が何を求めているのか？」「なぜ、何に困っているのか？」「どんな時に幸せを感じるのか？」といったことを深く理解することだと考えています。
そのうえで的を射た本質的な行動ができれば、意外とお金や時間をかけなくても、みなさまの当たり前な思考や行動で（これまでの知識や経験や知恵や道具で）仲間に喜んでもらうことができることもたくさんあると思います。

そして、少し厳しい言い方をすれば、自ら考え、行動しない人は、人に与えることはできません。GIVEの精神は大事ですが、精神だけでは不十分だと思います。

自ら成果を上げられない人は、結局のところ「GIVEの精神が大事」と口だけだったり、与えているつもりになっているだけだったりします。
自社の反省や内省を踏まえ、批判承知で言葉にします。
自ら成果を上げる価値提供能力の高い人が「GIVEの精神」を持つことに意味があります。
そうすることで、お互いにより多くを与え合い、自らも心を開いて受け取るようになり好循環が生まれます。
結果として、これまで以上に視野が広がり、視点が変わり、別次元の成果を上げられるようになると思います。

リレイションは、仲間の期待を超えるサービスや企画やプロジェクトを提供できるように、そしてリレイションの仲間たちの期待を超えるような仲間づくりに挑戦しています。

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